日本で、キッシンジャーでも猿コジでも生まれてこない

2009/09/22 18:34

 

記者と政治家にイデオロギーを越えろと言っても、無理があります。勿論イデオロギーを越えてしまう政治を述べる政治家の意味も半分以上なくなるかも しれません。政略というのは、イデオロギーを無視できる部分から生まれてくるのを感じます。記者は文人を属するか、どうか分からぬが、感動と興奮を依存す る文人こそイデオロギーから刺激を得るが、イデオロギーを越えてしまうと良い文章を書けないかもしれません。結局イデオロギーに対する依存を完璧に避けら れません。但し、外交を考える政治家の場合、時にイデオロギーを無視して、実績を収めました。

 

日本でも、キッシンジャー氏のようなイデオロギーを超える政治家が出て欲しい。いつも年始に日高義樹の番組に出演しているキッシンジャー氏を見ようと思い、今年でも番組の終わりに近い時間でテレ東を見ました。なんとか、お顔ぐらいを拝見することが出来ました。イデオロギーを超えたこのオヤジは、流石に老いましたね。今の大学生の子供に聞いても、全く知らないと言われました。でも、教科書はこういう歴史を動かした政治家のことを書いていると思います。

 

今、地球範囲の環境問題を対応するために、特に環境外交が出来る政治家を求めているだろう。この環境外交の舞台で演出したい鳩山総理は、25%の数字を言い出そうとしている。この数字は、共産主義でも、資本主義でも納得でき中性のものです。勿論、全ての外交振舞においても、国益を優先するべきですが、イデオロギーを無視するしかない場合もありえます。当然なら、政治家、文人こそ、イデオロギー中毒深いです。が、イデオロギー意識しない文人と政治家は、むしろ、自分の守り陣地、自分の最低限なマーケットさえ作れません。

 

イデオロギーを意識しない政治家は選挙に勝ちにくい。イデオロギーを持たない記者は、読者を失います。しかしながら、イデオロギーを意識しすぎると、物事をうまく運べないこともありえます。だから、時時国際関係は、商売人やスポーツにリードされます。本日の世界を動かしたイデオロギーを無視した外交例もありました。年始に日高義樹の番組に出演しているキッシンジャー博士は、その好例です。このオヤジも相当年を取っているのに、また元気にブッシュ親子と共にオリンピックに出かけていました。


極端に言うと、キッシンジャー外交は道徳まで無視したことさえあると言われています。この博士とニクソンのお陰で、冷戦後、ソ連を牽制するために中国と和解したアメリカではあります。当時世界中に孤立されていた中国、困っている状況とは言え、イデオロギー重視の中国共産党でも、博士の外交を応じてくれました。


人々に不思議の印象を与えていたのは、中国共産党の周恩来でも、キッシンジャー博士以上の外交現実主義者だった。その当時、中国の哲人毛沢東と会談した日本の角栄元総理も流石ビジネスマン社長ご出身で、ものすごく、時勢を読めてしまった。世界は、これらの偉人で動いてくれました。貨車に気持ちがよく本日まで載せています。しばらく、止まることも心配がなく、偉人も生まれてこなくてもいいだろう。しかし、今の環境は、時代の貨車にエネルギーを供給出来なくなって着ました。そろそろ偉人が出なくて困りますね。

 


イデオロギーを無視するのは、確かに難しいですが、寂しいことでも人を動かせる場合があります。感動を求める時、人々はイデオロギーを多少無視が出来ます。一流な政治家ではないが、この間の北京オリンピックにおいては、日本でも動く寂しいご老人政治家が動き出しました。北朝鮮好きなご老人議員様は、オリンピックの際、ちょっとoverの振舞をなさいました。どうも、色々の方々に怒られてしまう。でも、ご老人だから、何とか、ご自由にさせたら、どうでしょう。あまり、力はないだろう。


老人政治家は、お家の爺様のように、若いときかなり乱暴なやつもいるけれど、歳になると、戦いが嫌いやつは殆どです。世界中に抵抗した北京オリンピックは、何とか開催が出来ました。勿論あまり観客が少なく、人の頭数に困らない中国では、儲からないが、まあ、何とか、赤字にならないように頑張ってみました。


今回のオリンピックは、寂しいおじ様達は、沢山動きました。マラドナーのような年配なスター選手は勿論ですが、高齢な五輪オヤジ含め、リタイヤした政治家達でもよく来られました。このイベントを通じて、中国もさりげなく外交接待を行いました。


外交の面で、オリンピックを別にして、人間の本性から考えると、人間は寂しい時こそ、効率がよく通じ合うことをよく判りました。キッシンジャー、カーター、ブッシュオヤジだって、もう頭があまり回転が出来ないご老人なんで、寂しい過ぎるよ、でも、今までの地位にすれば、腰は重すぎます。でも、オリンピックなら、何とか動いてくれるだろう。

そのような人に、別に超高額の講演料なんか要らなく、人間扱いをすれば、喜ぶですよ。まして、高貴な王族さえ動く伝統なオリンピックなら、素晴らしい機会です。

 

 


何故、日本で、猿コジのような政治家が生まれてこないでしょう。日本の政治家は、年配な方にしても、若い方にしても、余裕が見えてこない。都心の有楽町駅前に拝見した党首レベルな偉い政治家でも、駅前に講演する地元議員を見ても、時々かわいそうに見えます。かなり有名なベテラン議員なのに金が困っているように、信念がなさそうに虚しい叫びます。優れてから選ばれている人間なのに、派遣社員みたいな顔付きです。何故、そんな余裕がないでしょうか。


総理大臣の子孫、東大出身な鳩山氏も、数回有楽町等駅前にお顔を拝見したことがあります。名門のご出身なのに、若いし、思えないぐらい落ち着きがない。まあ、弟より、失言があまりないけれど、一国の総理として、また薄いだとと感じます。別に、そこまで小沢氏を頼らなくてもいいでしょう。お互い判りきる仲だから、日本を救えるか、どうかお分かりでしょうか。今、日本が救える政治家は、ベルルスコーニとサルコジタイプしかいません。


日本でも、暫く総理に相応しい政治家を育てない。「プライドだけはやたらと高い人なので、...意外と高ぶるものはなく、ただ淡々と」の安倍氏以来、日本は、総理になれる人材は、準備出来ていません。(自民党にしても、民主党にしても)

福田元総理「私は自分自身のことを客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」から見ると、一国の総理は、親方の気魄は、あまり見えてこないと思います。プライドが高いことではなく、まるで記者達と同じレベルの争うでしょう。坊ちゃま性格は見えます。

福田氏、安倍氏、麻生氏、鳩山氏いずれにしても、元総理の子孫として誇り高い坊ちゃまだから、1年ぐらいを総理椅子に座れたのは、上出来です。そして、今竹下をbackup金丸オヤジのような長老政治家は居ません。これこそ、自民党だけではなく、日本にしても困ることです。幸い、この度、小沢君が金丸お師匠様を真似て、裏方を貫いてくれてよかったです。


総理大臣というのは、ある意味では、庶民の親方で、神様の補佐の役割です。やはり、角栄オヤジは凄いです。金脈政治は、わけがわかりませんが
金を配る姿勢は、親方らしいです。そして、中曽根氏を支える政治家振舞は素晴らしいものでした。


中曽根が8年を勤めた安定政治は、角栄オヤジの功績でも少しがあるだろう。麻生は弱いけれど、後ろで彼を支える強いやつが居ないのも事実です。
日本は、暫く小泉以上の総理は、もう期待出来ない、期待したければ、小沢氏レベルの先輩は政治家は、金丸氏と後期な角栄氏を真似て、若い政治リーダを支えて、共に日本を支えることだと思います。それでも、無理だと見えますね。民主党にしても、自民党にしても、坊ちゃん性格の政治家が多すぎる。
 

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コメント(10)

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2008/07/24 19:57

Commented by ana5 さん

鋭いの一言
日本人はこの様な見方は不得手ですね

 
 

2008/08/14 12:07

Commented by moko さん

Antaha, "nationalism" wo koerarenakatta yo-dane・・・

 
 

2008/08/16 09:16

Commented by ana5 さん

To mokoさん
>Antaha, "nationalism" wo koerarenakatta yo-dane・・・
「あんた」もの間違いでは?

 
 

2009/09/22 19:30

Commented by ..... tomtom さん

>日本でも、キッシンジャー氏のようなイデオロギーを超える政治家が出て欲しい

今の日本では無理と思います。今の日本人が馬鹿な所は政治はイデオロギーだと信じているような部分が革新派の評論家の文に見られ2,3イザ!ブログにもその受け売りのようなエントリーがありました。曰く「政府はもっと理論武装を」別のところでは全てを法律に照らし合わせ日本人がとる行動を説明しようとしています。彼らのようなあほは人間の行動は「何をしたいかの欲求」が先ず先にありその達成のために理論や法を駆使するとの手順を勘違いしているのでしょう。
中国にはこんな考えをするリーダーはいないでしょう。
上記のような革新派を履き違えた者は抹殺されるのでは?haha, just kidding.

pragmatizmを思想とする現実に対応する考えは米国で19世紀末に起こっているそうです。
ご存知の通り、政(まつりごと)は「祭り事」で現実の意思決定を上代では神の意思に伺いを立てた。そうしなければ民は言う事を聞かなかったからでしょう。
現代でも根底は同じで政治家の言う事は現実に沿わなければならないし、決定が正しいかどうか先が見えぬものには民主主義やら法やら何やらかんやらが必要になる。

日本ではこの訳のわからぬなんやらかんやらが多いのは、国際間、又は軍事における政府の決定は殆ど米国の意向に従ってきたもののように見えますから、無理からぬことでしょう。政府への反対にイデオロギーや法を根拠に論を展開することに汲々とした。

この点中国ロシアは政府は絶対なる権限を持っているように見えます。
反政府の声が大きくなれば弾圧、暗殺の手段が過去に使われたようですね。

次は多くの人は言ってないようですが自民党が大敗したのは30年に及ぶブッシュを中心にした米保守政権(クリントン政権も対日政策ではブッシュ支配の域をでていない)が去年のオバマの勝利で根本的にロックフェラー集団政権に変わった事にリンクしているからと思います。
単にロジカルな話です。
これが正しかったかどうかは戦後自民党が頼りとし続けた米国との同盟国関係から抜けることができないとが現実におきるかどうかでわかることと思います。

 
 

2009/09/22 19:42

Commented by ..... tomtom さん

要するに日本人の政治に於けるイデオロギー好きは議論用でこれは右翼・左翼の果てしない論争で如何に不毛であるかです。それもこれも戦後日本は米国の後塵を拝する立場におかれてきたからだと考え、それに反対する考えはソ連・中国からの理論的物的援助があったと思います。
それもこれも時勢の産物ではなかろうかと思います。

現代でもキッシンジャーが素晴らしく重宝されるのは彼は「米国の為」になる考えを持っているユダヤ人であるからです。
他国民がキッシンジャーを有難がる必要はありません。
無論、ご趣旨は充分理解している積もりです。

 
 

2009/09/22 20:34

Commented by september さん

コスプレさん

はじめまして。
あなたの日本語が上手ではないことは、わかります。(それにしても、中国語がまったくわからない私からすれば、尊敬に値します)。

でも、せっかく、日本にいらっしゃるなら、日本語ではなく、「礼節」とか「尊敬」とか、他にもいろいろある、貴方の国には無い価値を、深く感じ取っていただきたいと願います。せめてあなたのご子息には、理解していただきたい。
さすれば、あと100年もたてば、中国と日本は、お互い、自立した隣人として、普通におつきあいできるようになるのではないでしょうか。期待はうすいですが、そんな世界がくると良いですね。

 
 

2009/09/23 10:07

Commented by Cosplay さん

To septemberさん
>コスプレさん

済まぬが、小生の師匠と先輩は、乱暴なやつばかりなので、おいらは乱暴な日本語しか出来ぬ。お許し下さい。

でも、将来は明るくと思いますよ。最近貴方のような丁寧なIZAファンも段々加入してきたので、

今後とも御指摘宜しく御願い申し上げます。

 
 

2009/09/23 10:20

Commented by Cosplay さん

To ..... tomtomさん

イデオロギー...政(まつりごと)は「祭り事」で現実の意思決定を上代では神の意思に伺いを立てた。そうしなければ民は言う事を聞かなかったからでしょう。
>単にロジカルな話です。
ーーーーーーーーー
祭ことの論理について、上手く表現出来ないけれど、ご考えを賛成致します。

詳しいご見解ありがとうございました。また単独のエントリーで議論しましょう。

 
 

2009/09/23 10:24

Commented by Cosplay さん

To ..... tomtomさん

>要するに日本人の政治に於けるイデオロギー好きは議論用でこれは右翼・左翼の果てしない論争で如何に不毛であるかです。それもこれも戦後日本は米国の後塵を拝する立場におかれてきたからだと考え、それに反対する考えはソ連・中国からの理論的物的援助があったと思います。
ーーーーーーーー
すなわち、イデオロギーより、結局諸外国の利益を通じる代言者だろう。IZA記者こそみえみえ怪しい論理外れ言論ですね。

>
>現代でもキッシンジャーが素晴らしく重宝されるのは彼は「米国の為」になる考えを持っているユダヤ人であるからです。
ーーーーーーーーーー
中国人は、イデオロギーを抜き、キッシンジャーと角栄を感謝するだろう。祭ことが動けるだけでも、当時の中国を孤立から救い出したので、単純だと思いますga....

 
 

2009/09/24 07:40

Commented by ..... tomtom さん

中国米国はどちらも現実的なのは中国の支配者(朝廷)は長い中国の歴史の中でころころ変わりしかもモンゴルとか金族とかの漢民族ではない、所謂外国人が中国を支配しその度に一族全てが責任を取らされ数万の単位で処罰された。それを逃れる為には国外へ出て行かざるを得なかった。最後の清王朝は漢民族ではないですから多くの漢民族は政府に対する忠誠心が全くないか薄れてしまったと想像するのですが如何でしょうか?

其処には国家の為に死ぬと考えは出てこない。
しかし実際に神風特攻隊のような軍事テロは全くの自発的なものでなければ軍に利用されただけのものとの面もある事は少し物を考える人であれば否定されないと思います。
ここで言いたい事は国家の御霊の為とのイデオロギーで国民をひとつの目的に煽る事は歴史上どの国にも観られた事です。

それは民族の血とか宗教や結社で繋がっていたものでしょうが、人民を煽る側の政府が外人であったら誇り高い漢民族がその言う事をまともに受けるとは考えられません。

したがって、政府の掛け声に個人はどう対処するかとの考えは政府が漢民族が主になっても現実にはどうするのが良いかどうしても個人がまず第一に成らざるを得ない。
これが中国人のpragmatismではないでしょうか?

米国の場合は国民を弾圧する政府体を嫌って移民した人々で国家を成した訳ですから自分と同胞を守る愛国心は育まれましたがそれは決して大統領とか知事の為ではなく自身のものとして感じる事が出来るのだと思います。

これまた、全ては個人の為との考えで中国に似たpragmatismが生まれたのではないかと思います。

例を挙げますと中国の料理が発達したのはコックが絶えず美味しい新しい料理を帝に献上しなければ首が飛んだ。自分の命を守るため途方もない素晴らしい中華(宮廷)料理が生まれた。

米国では長い労働の後、自分の家族が食べるだけの料理を作ればよかった。未だにクリスマスのご馳走は見栄えのしないものばっかりです。しかし、米国は土地が肥えているせいか野菜などは手をかけなくても水で炊いただけで十分美味しかったのではなかろうかと今でも思います。

 
 
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